キレイのプロ Beauty Marketing対談(第14回)人財育成プロデューサーに聴く〜 『組織と人の問題解決支援のカギとは』 〜

キレイのプロ Beauty Marketing対談(第14回) 人財育成プロデューサーに聴く 〜 『組織と人の問題解決支援のカギとは』 〜 アイキャッチ画像

こんにちは。ideal きよさわです。
Beauty marketing対談では、ideal のパートナーである“キレイのプロ”をお招きしてビューティ業界のお仕事内容や愛されブランドづくりに役立てていただける秘訣をご紹介しています。

ideal は“愛されブランドづくり”のために、well-beingな人や組織づくりが必要不可欠と考えています。コロナ禍を経て、働き方やコミュニケーションの取り方に大きな変化が起きたことで、ビューティー、ファッション業界はもちろん多くの企業様が、人材育成の重要性を再認識されています。
そこで、今回の“キレイのプロ”では、企業研修講師であり人財育成プロデューサーである立花ちづこ先生をお招きして、多くの企業様が悩みの一つとしてあげている世代間ギャップやコロナ禍を経て顕在化するコミュニケーション問題など、人材育成における課題解決についてお話を伺いました。

「自律型人材を育成したい」「世代間ギャップに悩んでいる」「コロナ禍の弊害でスタッフ同士が上手くコミュニケーションとれていない」「人財育成に関する問題を解決したい」という企業の方はもちろん、「企業研修講師としてステップアップしたい」「質の高い社内講師を育てたい」という方にもぜひご覧いただきたい内容です。

コラボ対談者(登場人物)

ideal 清澤美子(きよさわ)。
“愛されブランドづくり”のための商品企画、その商品を販売するスタッフ育成のコンサルティングを行なっています。「喜ばれることに喜びを…そしてその先へ」をモットーにしています。ホームページはこちらInstagramはこちら

人財育成プロデューサー・企業研修講師 立花ちづこ先生
合同会社アズシップ 代表。「意識と行動変容」を軸にクライアントの状況に合わせた臨機応変で柔軟な研修を実施しています。企業研修講師の育成にも力を注いでいます。ホームページはこちらFacebookはこちら

人財育成プロデューサーであり企業研修講師の立花先生との対談内容

人財育成プロデューサーであり企業研修講師の立花先生との対談内容を記事にまとめました。

前代未聞⁉︎講師の育成にも携わるカリスマ研修講師!

今回のキレイのプロは人材育成に携わって24年というキャリアをお持ちの立花先生をお迎えしました。
立花先生は企業研修講師としてご活躍しながら、現在では講師育成にも力を入れてらっしゃる方です。私も様々な研修で助けていただいている恩人です。立花先生自己紹介をお願いいたします^^

ご紹介ありがとうございます!
合同会社AZship(アズシップ)の立花ちづこと申します。よろしくお願いいたします^^
業界で働き始めて気がついたらもう24年ぐらい経ちました!

すごいですよね!

「えっ、もうそんなに経つの?」という感じで、あっという間でしたね。

講師業を始めたのはどのようなきっかけだったんですか?

最初は、子育ての真っ最中に知り合いの方から声をかけられたんです。「暇にしているなら仕事しない?」というライトな感じでお誘いを受けました。

ライトな感じでお誘いを受けて、それからどっぷり24年間ですか?

いえ、実はそうではなくてw
最初はそもそも業界のことがわからないので、実際の研修を見学しに行ったんです。そこで8時間張り付きで様子を見ていたんですが、帰ってきてすぐにお断りしましたw

えっ!? 今の立花先生からは考えられないエピソードですね!

そうですか?
見学に行ってみると、講師の方はテキストも何も見ずに色んな話をしたり、ワークなどの演習もこなしながら8時間も研修をやっているんですよね。

通常の企業研修ってそうですもんね!

それを見て「あんな仕事、私には絶対できないのでお断りします!」と即座にお断りしたんですw

そんな経緯があったんですね!
一度お断りされた後、どのような展開があったのですか?

一度お断りしたんですが「そんなこと言わずに、もう一回だけ付き合ってくれ!」と知り合いの方に言われたので同行したんですね。そこで「やっぱり無理だな」と思いながら研修の様子を見ていました。そこでその方が無謀なチャレンジをしたんですよ…!

無謀なチャレンジですか?

元々私ショールーム出身なので、喋ることはある程度できたんです。そこで「立花さん、テキストのこの部分だけちょっと喋ってみて」と言われたんです。なんの練習もしていないのにテキストを見せられて、そう言われたんですw

その場で振られたんですか!?

そうなんです!
それで私もあまり物を考えずに「えぇ!?」と言いながらやったんですよ。それでその通りにやったら「いけるじゃない!じゃあ次はここね」ということで、7時間くらいのプログラムで計1.5時間くらい担当させていただいたんです。気がついたら巻き込まれていたみたいな感じでしたw

そこでいきなり振られて出来ちゃう立花先生もすごいけど、お知り合いの方も戦略家ですね!

そうですね。
実は、その研修は相当数のプログラムが組まれていて、しかも各地で実施しなければならないプログラムだったので、講師が必要だったんですね。そしたら「いけそうですね」「じゃあ立花先生よろしく」という感じで、私はやるなんて言ってないのに、どんどんやることになっていったんですw

まさかのきっかけにびっくりしました!

そんな経緯があって「講師をやりたい!」と言ってデビューされる方も多い中で申し訳ないんですが、「えー」って言いながらやり始めました。最初は本当に年間でも数本ぐらいの研修から始めていきましたね。

それが今では毎日のように研修がリピートされる人気講師でいらっしゃるんですよね。本当に尊敬しています。

キレイのプロ Beauty Marketing対談(第14回) 人財育成プロデューサーに聴く 〜 『組織と人の問題解決支援のカギとは』 〜 立花さんの仕事

関わる相手の〇〇を意識することで、満足度の高い企業研修を実現!

1月に「AZship(アズシップ)」という会社を設立されたんですよね。おめでとうございます。会社名の由来を伺えますか?

「AZship」の由来は、AZ⇒すべての(多様な) -ship(あり方)を支援する。もうひとつがSHIP(母船)⇒組織や人の拠り所でありたい。この2つの意味を込めています。

なるほど〜!
立花先生は、私たち講師にとっても困った時、弱った時の拠り所なので…まさに立花先生のイメージがそのまま会社名になっていると思いました!

ありがとうございます。

「AZship」のお仕事の内容についてもう少し教えていただけますか?

現在メインで行なっているのが企業研修講師です。また組織の問題解決のお手伝いをするコンサルティングも企業向けに行っています。そして数年前から始めたのが、企業研修講師を目指して頑張っている方の支援、いわゆる若手の育成です。

若手じゃないけど、私もビジネス系の研修では、いつも立花先生にお世話になっています^^

中堅やベテランも含めて、共に成長していきたいということで企業研修講師の育成支援にも力を入れています。

最初は前向きではなかったけれども、現在は研修講師やコンサルタント、そしてさらには講師育成まで、すごく仕事の幅が広がっていますね。
立花先生がお仕事をする上で大切にされていることを伺えますか?

企業研修を行うという点であれば、関わる相手の目線をすごく大切にしていますね。

関わる相手の目線、ですか?

例えば、受講者の目線と人事の目線研修会社の方の目線など、それぞれの方の立場や目線は色々ありますよね。それぞれの目線や立場を理解することがすごく大事だなと感じています。

すごくよく分かります!
私、最初に研修講師の仕事に携わった時に、どうしてみんな見ている方向と言うことが全然違うんだろうと思ったんです。そこが一致していないと全然成果が出ないのに…と思いました。

そうなんです!
私は研修会社からの仕事の依頼が多いんです。そこには研修会社の立場からの見方と受講者の立場からの見方、そして社員に研修を受けさせる企業側の立場もありますよね。それぞれの立場をすごく意識しています。

すごく大切ですよね。

そして研修を行う時に、講師は目的を絶対に見失ってはいけないですね。

そうですよね! 実感します!

ここはものすごく大事にしていますね。受講者にしてみれば「なんで私たちここにいるの?」という気持ちが絶対にあるんですよ。それぞれ「忙しい」「面倒臭い」とか事情があるので、意外にも私たちは後ろ向きな人にも対応しないといけないんですよねw

受講生の方々はやらされ感がある場合が多いですよね。

そこで研修の目的や、受講することで起こるプラスの変化やメリットを、きちんとプログラムの中で伝えられるかどうかが大事だと思っています。

納得です。

色んなテーマの研修をやりますが、なんのためにやるのか、どんないいことがあるのかということは、プログラムの途中でも繰返しお伝えするようにしています。

ありがとうございます!

コロナ禍入社の社員とのコミュニケーション問題にどう立ち向かうか?

私は美容業界の企業様とのお付き合いが多いのですが、最近よく出てくる相談事について立花先生のアドバイスをいただいてもよろしいですか?
幅広い業界に携わっていらっしゃるので、その視点からお話を伺いたいです!

もちろんです^^

コロナ禍を経て入社された方々は、オンラインでコミュニケーションをしていたがために、人との関わり方のさじ加減が見極められないという方が多いというお悩みです。特に美容業界では、対面でお客様と接する仕事なので、コミュニケーションの取り方は大きな課題なんです。

そうですよね。コミュニケーションについては美容業界に限らずそうだと思います!

育成する側はコロナ前に入社をしている方が多いので、ギャップを感じてしまって、どうやって育成していけばいいのかに悩む方が多いんですよ。

そうですよね、確かにそうだと思います…!
社会人としてデビューしていながら、対人面のスキルを磨く機会はなかったですよね。オンラインスキルは磨けても、実際に顔を突き合わせた対人でのスキルは全く違いますよね。

全然違います!

今の新人たちはデジタルネイティブと言われる世代背景があります。生まれた時から携帯電話が横にあって、SNSやオンラインでのコミュニケーションが主流で育っているんですよ。なので画面上でのやりとりは慣れているけれども、コロナ禍では対面のスキルを磨く機会はほぼありませんでした。

そうですよね。

私たち世代がオンライン化で戸惑ったのと同じような感覚で、彼らは「コロナが終わったから出社して上手くコミュニケーションとってね」と言われて、ものすごく戸惑っていると思うんですね。

なるほど!
実は両方とも戸惑っているもの同士ということですね。

誰もが見たこともやったこともない状況に身を置くと、どうしていいか分からなくて不安になりますよね。だからこそ教える側の方も自分たちが戸惑ったことを思い出していただいて、相手を理解するところから入ることが大事だと思うんですね。

わからないことは不安ですよね。

その上で知らないことはできないので、どういうコミュニケーションが望ましいのかということを教えてあげる必要があります。
「それ知ってるよね?」「分かってるよね?」というのは上司側のフィルターなので、「これ分かる?」「これはどう?」という風に、最初は丁寧にキャッチボールをしながら探っていけば、よりよいコミュニケーションに繋がっていくと思うんですよ。

確かに上司側が「時代が違うから」とか「世代間ギャップがあるから」という言葉で問題を一括りにしている部分はありますね。

でもお互いに育ってきた背景も時代も違うんですよね。よく「最近の若者は」って言葉を使うじゃないですかww

私も若い時によく言われたけど今でもよく聞きますね、その言葉!

いつまで経ってもその単語は残っているんです。
これはどういうことかというと、自分も若者だった時は上から言われますよね。でも上が育った時代と自分が育った時代には当然ギャップがあるんですね。それで自分が育っちゃうと、下を見た時に時代背景が違うから「今時の若者は」と言ってしまうんです。

そうですよね。

お互いを分かり合えないから、そんな言葉が残っているんじゃないかなと思うんですね。

そうですね。「相手は自分と同じ」「相手はわかっている」と思っている方が多いので、まずそのフィルターを取っ払う必要がありますね。

フィルターが絶対にかかっていますからね。だからこそ一旦リセットして、今の新人や若手が大切にしていることや、対人面のどういうところが不安なのかということを理解するところから初めて、彼らの不安や恐怖を知ってから解決策を教えてあげて欲しいですね。

育ってきた社会背景が異なるからこそ、新人や若手たちの課題を漠然と捉えるのではなくて、もう少し細分化して、具体的にどこに不安や戸惑いがあるのかをちゃんと聴き出してあげることから始めればいいんでしょうか?

そうですね。では、今回のように新人や若手とコミュニケーションが取れないという時に抑えなければいけないポイントをお話していきますね^^

新人・若手社員とのコミュニケーションに必須な2つのポイントを伝授!

新人・若手社員と円滑なコミュニケーションをとるためのポイント、ぜひ教えてください!

ポイントは2つあるんです。
1つ目は「こうあってほしい」というありたい姿や基準値を、上司側と若手側で同じ基準を握っていることが大事ですね。求められているレベルや行動を上司が伝えて、新人・若手もそこが分かっているという状況です。

なるほど!

2つ目が現状把握です。今この段階では「何が不安なのか?何ができないのか?」ということを明確にしておいて、上司と新人・若手がそれをお互いに共有し、理解しておくことです。

なるほど!!

この2つができていると、目指すところと現在地のギャップをお互いに把握できて、ギャップを埋めるために一個ずつ課題をこなしていくことができるようになります。そうしていけば1年後にはなりたい姿に近づけるよね、という会話がお互いにできる訳です。

いわゆる課題解決の考え方ですね!!
目指すべき姿と現状を把握すること、それを上司と新人・若手の両方が理解していることが、コミュニケーションを円滑にするポイントなんですね。

どんなこともこの2つなんです。コミュニケーションが上手くいっていないと感じる場合、大体どっちかができていないんですよ!

仰る通りですね! 納得です!!

上司と新人・若手が目指すべき姿と現状をしっかり共有し、課題を抽出し、その課題を改善するための具体的な行動を新人・若手と一緒に上司が考えられるといいですよね。

そうですね。そのステップがあると、新人・若手も自分で考えて行動に繋げていけますよね!
ありがとうございます。

24年の講師経験が生んだ、毎年リピートされる秘訣とは?

立花先生には2019年から様々なお仕事でお世話になっているんですが、4年間ご一緒させていただいて、すごいなと思うことがあるんです。

なんでしょうか?

立花先生は、リピート率がすごく高いじゃないですか。今関わっていらっしゃる企業様の多くは、毎年リピートされていると思うんですが、いかがですか?

確かにリピートは多いですね。

リピートとなる秘訣はありますか?

冒頭でもお話しした、それぞれの目線から見るということに加えて大事にしていることがあります。それはその場に合わせた臨機応変で柔軟な対応をするということですね。

なるほど! 詳しく聴かせていただけますか?

例えば、お客様の目線で考えると、目の前で自分の会社の社員が研修を受けるじゃないですか。当然社員一人ひとりの行動特性や思考の傾向もそれぞれ違いますね。それに対して研修のフレームって決まっているんですよ。

7時間でどんなプログラムをするか、というフレームですね。

目的をしっかりと押さえた上でフレームにとらわれずに、目の前の参加者の考え方や行動の幅を広げるような対応を心がけています。どんな関わり方をすればいいのか、どんな問いかけがいいのかを一人ひとりに合わせて柔軟に対応しています。

確かに同じ会社であっても、今年入社した方と去年入社した方でもタイプは異なりますよね。

そういうこともあるので、その時その時、研修に参加されている方々にどのようなことが刺さるのかということは考えていますね。受講者が大人しい方々だったら、どうしたらみんなに頑張ろうって思ってもらえるのか、その関わり方って全く違ってきますから、常にそれを考えながら行っています^^

もう少しお聴きしたいんですが、受講者の方々とどういう関わり方をするかという判断って最初にやらないと、その後の7―8時間の構成って作れないじゃないですか。そこはどうされているんですか?

えーっと…午前中で受講者の方をこちら側に巻き込むということはやっていますが、柔軟で臨機応変な対応は1日中ずっとやっていますよ!

なるほど…!
ではある程度は朝の段階で掴んでいくけど、2wayで研修を進めていく中で随時修正をかけながら進めているということですか?

そういうことです! 常に、その場に合わせて対応を変えているという感じですね。

どの研修も集中力が必要ですね!

そうですね! 集中力はすごくいるなって思っていますが、意外と元気なんですよ!

立花先生は、臨機応変さをも楽しんでいらっしゃるんですね!

一度それが身についてしまうと当たり前のルーティンとしてやっているので、特別何かに集中しながらやっているかということもないですね。さすがに長いことやっていると色んなことが無意識で動くんでしょうね。そこはさすがに経験を積ませていただいた賜物なのかなと思います^^

ありがとうございます。これから講師を目指されている方にとっても、社内講師の方にとっても、すごく参考になるお話しだと思います。

企業研修講師のリアルな疑問を解決するコンテンツの今後の展開とは?

お忙しい時期でも定期的に勉強会をたくさん開催してくださる立花先生には、本当に感謝しています!
今回1月に会社を起こされて、講師育成のコンテンツを展開されていますが、今後の新たな展開を教えていただけますか?

以前から研修講師をしている方々と一緒にスキルアップをしながら質の高い研修を皆さんにお届けしたいという思いがあったんですね。それで私の知識やスキルがより広く必要としている方のところに届けばいいなという思いで勉強会などもやらせていただいていました。

法人化に踏み切ったきっかけは、講師育成ですか?

1月に法人化したことによって、自分の顔見知りの方以外にも広く展開していけないかなという思いがあったんです。今までは自分のスケジュールのスキマを狙って単発で講座を開催していましたが、法人化をして本格的に体系立てて展開しようと決めました。

今後の活動はどのようなご予定ですか?

7月頃にミニセミナー、12月頃には次年度に向けて大きめの企画を考えています。

具体的にどんな内容を展開していく予定なのか気になります!

企業研修講師をやる上で知っておいてほしいことや、ご満足いただけてリピートしていただくためのメソッドなど、自分自身が20年以上培った経験を元にした内容を扱っていく予定です^^

これから講師をやりたいという方や、すでに講師をしている方、今一度見直したいという方、幅広い方々に向けての内容ですか?

全くゼロからという方よりは、すでに少しでも登壇したことがあるという講師の方に納得していただける内容になっています。

すでに登壇されている講師の方に向けて展開されるんですね!対象者を絞られた理由を伺えますか?

実際の研修のシーンでよくある事例を問いかけながら扱っていこうと考えているんですよ。例えば、「ワークが盛り上がらなかった」「質問を投げても誰も答えてくれない」などの上手く行かないことってやればやるほど出てくると思うんですね。

では、先ほど私が相談したような「若手とのコミュニケーション問題」のような事例を交えながら、問題解決思考の講師養成講座になっているということですね。

そうです! 実際の研修講師のちょっとした疑問に対して、私の24年の経験や理論を交えながら一つ一つの疑問を解決していこうと思っています。また講師として絶対に必要なスキルなどについてもお話していきたいですね。

すごく有益な内容ですね!

そして、どうしても皆さんにお伝えしたいと思うコンテンツが一つあるんですね。

気になります! 伺ってもいいですか?

テーマとしては「フィードバックの力」です。これを少し今までとは違う観点から、企業研修ならではのフィードバック力ということで、年内に皆さんにお伝えできればいいなと思って、現在構築中です^^

それ、絶対に必要だと思います!
お忙しい毎日なのに、その中で構築されていらっしゃるんですね!

色々と、今考えていますね^^
企業研修講師に絞られているところもものすごく特徴的な内容になる予定です!

キレイのプロ Beauty Marketing対談(第14回) 人財育成プロデューサーに聴く 〜 『組織と人の問題解決支援のカギとは』 〜  HP

長年培ったノウハウを次世代の研修講師に伝えたい、立花先生の想いの裏側に迫る!

立花先生は、ご自身の講師業としてのあり方を大切にすると同時に、仲間が共に成長していくということもすごく大切にされていますよね。立花先生が考える“講師としてのありたい姿”を教えていただけませんか?

そうですね…。これは人によって、やり続けていく中で色々と気づいていくものだと思っています! 私がデビューした時も、強い決意を持って始めたわけではなかったんですよw

私からすると全く考えられないですけどねww

ただ人の育成に携わるって、ものすごく責任のある仕事なんですよね。もちろん昇進や昇給などに直接的には結びつかないかもしれないけど、本人が気づいて行動を変えることでそこに影響が出るかもしれませんよね。

そうですね。

そう考えた時に自分のやっている仕事の責任の重さや影響力の強さを意識しながら仕事をすることは、講師としてすごく重要だと思っています。先生という肩書をつけてもらって、人の前でお話をするわけですから、やればやるほどものすごく責任がある仕事なんだと痛感することが多かったんですよ。

同感です。

最初は自分のことで精一杯だったんですが、今、少し俯瞰して業界全体を考えると、すごく講師の質が問われてきています。色んな研修会社の営業さんとお話をする機会があるんですが、講師の質は、研修の成果、ひいては企業の成果に関わる部分なので気にしている方も多いです。

そうですよね。私も同じことを感じています。

そのためには、受講者の方に「研修はいいものなんだ」「研修があるから楽しみだな」と思っていただけるような研修を実施できることが望ましいと思っています。そして研修に関わる人全員がクオリティを上げていこうとする姿勢もすごく大切だと思います。

実は、私は受講者側の時は、目の前の仕事にいっぱいいっぱいで、研修に対し後ろ向きでした。自分が後ろ向きだったからこそ、提供する側の今は、この研修を通して気づきや行動、成果に繋がるといいなとか、受講者にとって良い人生を歩むための“きっかけ”になるといいなと思って登壇させていただいています!

この仕事をやっている方って、携わる人の人生がより良いものになったらいいなと思いながら仕事をしている人がほとんどだと思うんですよね。そして1案件が終わっても、これでよかったのかな、やれることなかったのかなって悩みながら次の研修に登壇していくんですよね。

本当ですね。

そこで1人で考えるよりも、色んな人と対話をしたり、勉強会をすることで全く違う視点から自分を磨くことができるんじゃないかなと思っているんです。

講師仲間との対話って大切ですよね! そういう想いから講師育成も始められたんですね。

そうですね。私が知っているこの業界って閉鎖的なんですよね。知識やスキルなどは長年研修講師が築き上げてきたものなので、そう簡単に開示しづらいという方が多いんですよ。その気持ちはすごくよく分かります。

そこもすごいなぁと感じていたんですよ! これまでご自身のスキルを開示される講師の方は少なかったですが、立花先生は真逆でした。常に、「for you」の気持ちで提供してくださっていることに本当に感謝でいっぱいです^^

お役に立てていれば私にとって本当にハッピーなことです^^

最後に、今後どのようなお仕事を展開しようとお考えですか?

これからしばらくは企業研修講師として最前線にいると思うんですが、その後は講師の育成のところに力を入れて、比重を変えていきたいと思っています。

そうなんですね!

私は最前線から引きつつ、育てた人がどんどんやりがいを持って前に出ていくという形を考えています。そんな風に、私は皆さんの活躍を後ろからサポートしていきたいですね^^

立花先生は、いつも私たち講師仲間を大きな愛で包んでくださっているので、懐の深さを感じています。

私自身も周りにいる講師の方々に支えてもらったり、勇気をもらうことが本当にたくさんあるんです! なので彼らと一緒によりよい働き方を作っていければいいなと思っています。それは10年経っても変わらないと思います!

講師たちがスキルアップをして、立花先生と同じ思いで最前線に立つことによって、企業の皆さんに良い研修を提供できますね。それがやっぱり私たちの喜びですね^^

そうですね。人の立場は少しずつ変遷していきますが、想いが残り積み重なっていけば、それぞれがよりよい豊かな生活を送っていくことにも繋がるんじゃないでしょうか^^

立花先生、素敵なお話をありがとうございました!
これからも引き続きご指導の程、よろしくお願いいたします!

こちらこそ貴重なお時間、ありがとうございます!
これからもどうぞよろしくお願いいたします^^

<対談のまとめ>

キレイのプロ Beauty Marketing対談(第14回) 人財育成プロデューサーに聴く 〜 『組織と人の問題解決支援のカギとは』 〜 まとめ

<対談の様子>

キレイのプロ Beauty Marketing対談(第14回) 人財育成プロデューサーに聴く 〜 『組織と人の問題解決支援のカギとは』 〜 対談写真 

最後に

今回、人財育成プロデューサーであり企業研修講師の立花先生に『組織と人の問題解決支援のカギとは』というテーマでお話を伺いました。

私たちは今、少子高齢化による人口減少、コロナ禍による働く人の意識変化など様々な大きな変化の中にいます。変化の時だからこそ、改めて多くの企業が人材育成の重要性を説いているのかもしれません。経済産業省も2020年9月に「人材版伊藤レポート」を発表して、社員のエンゲージメント向上のためのアイディアの引き出しとしての活用を謳っていました。

今回、立花先生から伺った、「問題解決思考」の手法は、まさに社員の行動を促し、さらには社員同士の対話を増やすので、社員のエンゲージメントを向上させます。まさに人材育成に関する全ての問題を解決するための核となる考え方だと感じました。

立花先生、貴重なお話をありがとうございました。

idealは「愛されブランド」の土台はwell-beingな組織づくりだと考えています。今後も立花先生の協力を得ながら、ブランディングサポートを提供していきたいと考えています。“愛されブランドづくり”に関するご相談、ご質問があれば、ぜひこちらよりお問合せ下さい。