こんにちは。ideal きよさわです。
4月より“キレイのプロ”をお招きして、Beauty marketing対談をスタートします。
ビューティー業界のお仕事内容や愛されブランドの秘訣など、お役立ち情報を発信いたします。
第1回目の今回は、化粧品PRをしている、コンサルタントの松本さんに「ビューティーPRのお仕事」について伺いました。対談内容をブログ記事にまとめてみました。
松本さんは、26年間のPRプランニングの経験と幅広い美容知識、さらに薬機法にも非常に詳しいので、「美容業界でスタートアップをしたい」「社内のPR担当を育成したい」「社内PRがいないので代行して欲しい」「薬機法をクリアした媒体物(ブランドカタログ・リーフレット)を作成したい」という方には、ぜひご覧いただきたい内容です。
目次
コラボ対談者(登場人物)
ideal 清澤美子(きよさわ)。 “愛されブランドづくり”のための商品企画、その商品を販売するスタッフ育成のコンサルティングを行なっています。「喜ばれることに喜びを…そしてその先へ」をモットーにしています。ホームページはこちら。Instagramはこちら。
ビューティPRコンサルタント 松本晶子。 長年培ったPRプランニングの経験と豊富な美容知識をもとに、ブランドの視点とメディア、生活者をつなぐコミュニケーション手法のコンサルティングを行っています。Instagramはこちら。
美容業界でPRコンサルティングをしている松本さんとの対談内容
ビューティPRコンサルタントの松本晶子さんとの対談内容を記事にまとめました。
化粧品のPRはまるで〇〇のような仕事
私の仕事の根幹となるDNAは「喜ばれることに喜びを」なんですが…本日お迎えしたゲストの方も、多分同じDNAを持っているだろうと推測しています(笑)
idealのパートナーでもあるビューティPRコンサルタントの松本晶子さんです。松本さん、自己紹介をお願いいたします。
ご紹介に預かりました、ビューティPRコンサルタントの松本です。
化粧品ブランドとメディア、そしてメディアと生活者を繋ぐPRなどのコミュニケーション手法に関するコンサルティングを行なっています。よろしくお願いいたします。
よろしくお願いいたします。松本さんとは本当に長いお付き合いをさせていただいております(笑)
今さらながらですが、お仕事内容についてもう少し詳しく伺えますか?
はい。まず化粧品ブランドが新製品を世の中に発表する際、ブランド側はより多くの生活者の方々に新製品の魅力を知っていただけるように多くのメディアを通して発信しています。
はい。
発信するまでに実は、メディアに対してどんなタイミングで、どのように新製品をお披露目するのか、各社それぞれが今までの経験値と日々変化するメディア状況をとらえながらコミュニケーション戦略をしっかり練っています。
この経験値は、まさにPRの方の財産ですね。
PRのお仕事は、この戦略を練るところからさらにメディアに取り上げていただくための印象に残るリリースの構成や内容を企画・作成したり、エディターに商品をご紹介するキャラバンという活動など実務の部分をサポートしています。PRとは、まさに化粧品ブランドと生活者とのパイプ役といえます。
パイプ役、実は私も同じことを感じていました!
松本さんは、関わる方を大切にされているといつも思っていましたが、パイプ役を果たす上で大切なスキルですね!
ありがとうございます^^
さらに化粧品の場合、成分開発など研究に研究を重ねたアイテムが多いため、商品知識に加えて美容知識・薬機法の知識もなくては、メディアの方々はもちろん生活者の方々にも分かりやすく伝えられないんです。その経験の積み重ねから、ブランドカタログや商品リーフレットの企画やコピー制作なども行なっています。
生活者に化粧品をご紹介するための“川上から川下までのお仕事”ですね!本当に幅広いお仕事ですね!
多種多様なビューティーアイテムに精通しているワケとは?
こんなにお仕事の幅が広いのには今までのキャリアが関係していると思うのですが…あらためて伺えますか?
はい。大学を卒業後、スキンケア研究で知られる化粧品会社に入社しました。14年間PRのお仕事、3年間広告制作に携わった後、海外ライセンスブランドのPRマネージャーを7年間。その後、インナービューティーにも力を入れている化粧品会社でPRマネージャーを5年間担当しました。
2021年3月に独立し、フリーのPRコンサルタントとなってちょうど1年です。
3ブランドとも、百貨店には必ず入っている誰もが知っているブランドですね!
松本さんとは最初の化粧品会社の同期ですが、一緒にした仕事のことを今でも鮮明に覚えています。私がある商品の企画を担当した際、松本さんがPR担当についてくれたんですよね!あの時は、本当にお世話になりました。全てが初めてなことばかりで、本当に不安でしたが、手取り足取り色々なことを教えていただいたのを記憶しています。
そう言っていただけて嬉しいです^^
さて、先ほどの3ブランドの件ですが、得意とする商品領域が全く違いますね。
そうなんです。最初の化粧品会社は、清澤さんもご存知の通り(笑)、特に美白やアンチエイジングなどのスキンケアが強いですよね。2社目は海外のファッションブランドのコスメラインだったのでメイクが強く、3社目は食品としても栄養豊富で美味しい素材を核にしていたのでインナービューティーを強みにしています。
3社とも全く違う強みですね!
会社の規模も様々だったので、担当業務も各社違いましたが…3ブランドごとに得意とする領域が違ったことは、今となっては私にとって財産だと思っています。
スキンケア・メイクから食品やサプリなどのインナービューティーまで…美容知識が豊富な理由がわかりました!!
商品の魅力を伝えるためには、〇〇視点を忘れない!
幅広いビューティーアイテムのPRを手がけていらっしゃる松本さんですが、PRのお仕事でどのようなことを大切にされていますか?
そうですね。生活者が「今どんなことに関心があるのか」「どのようなニーズを持っているのか」、生活者の視点を忘れないようにしています。
なるほど!だからですか!!
松本さん、SNSによるコスメ情報の発信もされているんですよね?
はい。やはり今SNSというのはPRの中でも欠かせない手法になっているので。実は元々そんなにSNSって得意ではなかったのですが、やはり生活者の方がどういう視点でどういうものに反応するか、自分自身で試して、反応を見てみたいと思って発信をしています。
あっという間にフォロワーを増やしていてすごいなぁと思っていました^^
まだまだですが、地道にフォロワーを伸ばす方法なども考えてやっています^^発信すると、反応もちゃんと返ってくるので、それはすごく楽しみになっていますね。
Presious.jpさんの取材なども受けられていますが、フォロワーの方々に発信したことがそういうところにも活用できていますか?
そうですね。やはり自分自身がビューティーの発信をするというのは、生活者の視点に自分がなっているということなので、色んな意味でPRにも役に立っていると思います。
そうなんですね。そして、コスメブランドのリリースの作成もされていますよね?
はい。特にリリースがメディアの方とブランドをつなぐ一番重要なものなので、長年培った経験をもとに作成しています。今は薬機法が非常に厳しいので、そちらにも配慮しながら作成するようにしています。
薬機法は本当に厳しいですね。また、カタログなどの媒体物のコピーなども作成されているんですよね。
現在そんなに制作はしていないんですが、お客様にに伝わるような表現を心がけていましたね。ブランドにいたときはメディアの方とまた違う視点で、薬機法などを踏まえながら書いていました。
松本さんのお話を伺っていると、本当に生活者視点を大切にされて化粧品をPRしているんだなぁと感じました。生活者視点も大切にしている理由を伺ってもよろしいですか?
はい。やはりメーカーやブランドにいると「自分たちはこういうものを作ったからすごくいいだろう!」という部分ばかり強調しがちなんですが、やはり「生活者視点に立った場合にもいいものである」という発想がないと、ブランド本位のものになってしまいます。
確かに!
メディアを通して情報発信していくので、それがフックの一つにはなります。ですが、やはりメディアの方たちは生活者の方に対してメリットを伝えていく方たちなんです。生活者の視点を大切にしていかないと、本来の意味でブランドの魅力が伝わっていかないと感じました。そういう視点を取り入れながらブランドの優れている部分を伝えられるように、コミュニケーションをとってきました。
ありがとうございます。実は私も販売スタッフのサポートをする際、生活者視点、いわゆるマーケティング思考でお伝えしているので、松本さんの考え方にすごく共感できます。
はい^^
松本さんのお話を伺って、やはり商品づくりからお客様にお届けするところまで、お客様ファーストを大切にしたいと思いました!
ブランドの想いを伝える仕事だからこそ大切にするもの
今後どのようなお仕事をしていきたいですか?
現在はPRを実務という形でやらせていただくことも多いんですが…。
現在たくさんの化粧品会社がスタートアップされているので、今後はそういう方たちに向けて、自社内でどうやってPRをやっていくのかというコンサルティングをメインにしたいですね。企業様・ブランドさんと一緒になってそういう体制を作っていきたいです。
美容業界は、スタートアップが増えていますよね!
あとは、“言葉”にして残るものが大切だと感じているので、薬機法の知識を活かしつつ、コピーライティングやテキストなどを書いていくお仕事も増やしていきたいと思っています。
本当に化粧品って薬機法絡みが非常に厳しいので、松本さんの存在は企業にとっては強い味方だと思います。
ありがとうございます^^
どうしても同じような表現になっていってしまうので、そこにちゃんとブランドの個性をプラスして表現をするというところまでご提案できたらいいなと思っています。
本日は松本さんをゲストにお迎えして化粧品PRのお仕事についてお話を伺いましたが、最後に一言お願いできますか?
はい。本当にいろんな方とコミュニケーションをとっていくお仕事ですが…今すごく色々な媒体を通して、色々なコミュニケーションの仕方が出てきています。それでも本当の主軸となるものは変わっていかないので、それをちゃんと見つけ出して皆様にお伝えできるように今後もしていきたいなと思っています。
松本さん、本日はありがとうございました!
こちらこそありがとうございました!
<対談まとめ>
<対談の様子>
最後に
idealは美容業界・ファッション業界の企業様の“愛されブランドづくり”のために、松本さんの協力を得ながら一貫性のあるブランディングサポートを提供していきたいと考えています。
”愛されブランドづくり”に関するご相談、ご質問があれば、ぜひこちらよりお問合せ下さい。