キレイのプロ Beauty Marketing対談(第20回)ウェビナー講師・WEBコンサルタントのプロに聴く~集客の落とし穴~

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こんにちは。ideal きよさわです。
Beauty marketing対談では、ideal のパートナーである“キレイのプロ”をお招きしてビューティ業界のお仕事内容や愛されブランドづくりに役立てていただける秘訣をご紹介しています。

今回の“キレイのプロ”では、個人事業主様・法人様にブログ・オンラインセミナー・LINEなどを使ってWEB集客や業務改善の支援をおこなっているウェビナー講師・WEB集客コンサルタントの辻本 大樹さんをお招きして、“集客における落とし穴”についてお話を伺いました。

「WEBで集客したい」「WEBで情報発信しているが、なかなか成果を出せない」「美容業界でのWEB集客の事例を知りたい」という方にぜひご覧いただきたい内容です。

コラボ対談者(登場人物)

ideal 清澤美子(きよさわ)。
“愛されブランドづくり”のための商品企画、その商品を販売するスタッフ育成のコンサルティングを行なっています。「喜ばれることに喜びを…そしてその先へ」をモットーにしています。ホームページはこちらInstagramはこちら

辻本 大樹さん
個人事業主様・法人様にブログ・オンラインセミナー・LINEなどを使ってWEB集客や業務改善の支援。オンラインセミナーを活用した営業方法を推奨し、書籍を執筆。ホームページはこちらYouTubeはこちら

WEB集客や業務改善の支援をしている辻本さんとの対談内容

個人事業主様・法人様にブログ・オンラインセミナー・LINEなどを使ってWEB集客や業務改善の支援をしている辻本さんとの対談内容を記事にまとめました。

コロナ禍でのフリーランス転身とオンラインセミナーの出会い

今回のキレイのプロは、WEB集客のプロであるオウンドメディア集客部辻本大樹さんをお迎えしました。実は、こちらの”キレイのプロ”の運営をサポートしていただいてる方です。辻本さん、自己紹介をお願いいたします。

私は、個人事業様や法人様にブログやオンラインセミナー、LINEなどを使ったWEB集客の支援や業務改善の支援をしています。よろしくお願いします。

よろしくお願いいたします。辻本さんは、2020年のコロナ禍でフリーランスになられたんですよね。

そうです。退職届を出したのはコロナが発生する前でしたが、実際に退職したのは2020年3月でした。会社からは、本当に辞めて大丈夫かと色々言われましたねw

退社された時は大変な時期でしたね。フリーランスになった後、現在は個人事業主の方から、中小企業、そして大企業と様々なサポートをされていると思いますが、いかがでしたか?

想定していなかったことばかりでしたが、結果としてはうまくいきました。独立する前は法人の営業をしていたので、直接営業して商品を売る事業計画を立てていました。しかし、コロナで人と会うことが制限され、その上、会社に属していない状況で社会の流れがつかめなくなりました。そこで、オンラインでも売れるか試しながら、世間の人と話す接点を作るためにオンラインセミナーを始めました。

オンラインセミナーのスタートは、得意だからというより、たくさんの方と出会うことが目的だったんですね。

そうですね。実際、世の中がどうなっているかを知りたかったんです。個人にとっても、会社にとっても、コロナに対する見解は違うと思います。ニュースだけではなく、現場レベルでの実際の状況を知りたいと思って始めました。

その時の経験をもとに「顧客獲得型オンラインセミナー」を今回、本にまとめられたんですよね。

ありがとうございます。

私も拝読させていただきました。現在、多くの方が様々なツールを活用してオンラインセミナーを開催していらっしゃいますが、“さらに効率的にお客様との出会いたい”という方や”オンラインセミナーから、もっと集客につなげたい”という方には、ぜひお読みいただきたいですね!

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お客様との信頼関係構築に大切なのは〇〇であること

独立された時、思いもよらない状況で大変だったと思いますが、その一方で、お仕事的には追い風だったと思います。クライアント様をサポートされる時にどのようなことを大切にされていらっしゃいますか?

私が大切にしていることは、真摯であることです。もともと営業をしていたので、セミナーで集客する時も、ただ売上を上げるために売るのではなく、本当にお客様のためになるかどうかを考えながら行動しています。さらに、お客様に販売する際には、それ相応の価値を提供できるかを考慮してから販売しています。

ありがとうございます。私は2022年の1月から辻本さんのサポートを受けています。

もう少し前からではなかったでしたっけ?

そうですね。2021年の春と秋に辻本さんのオンラインセミナーに参加させていただいて、その後、本格的にご相談させていただいたのが数ヶ月後の12月ぐらいからですね^^

そうですね、2021年からです。

もう3年目になりますね。いつも丁寧に教えてくださって、ありがとうございます。先ほど辻本さんから、真摯という言葉がありましたが、私もまさに真摯という言葉がピッタリだといつも思っています。

ありがとうございます^^
やはり大切なのは、瞬間的な成果だけではなく、信頼や信用の積み重ねです。お金を稼ぐことも大事ですが、私たちの仕事は信頼と信用に基づいているので、それを重視しています。

計画的に進めることで実現できることがありますよね。一過性の売上だけではなく、長期的な関係を築き、深い理解を得ることが、より大きな仕事に繋がると思います。

そうですね。タイミングも重要です。お客様とのコミュニケーションを大切にしながら、サービスや相談内容を提供しています。

ありがとうございます。集客については、多くの方がお悩みを抱えていらっしゃいます。 “キレイのプロ”を読んでくださっている方々にとっても、辻本さんのお話は絶対に役立てていただけると思ったので、今回、ゲストをお願いしました。

ありがとうございます。

フリーランスになって、もうすぐ4年目になりますね。

はい。もうすぐ4年目で、今は3年目の後半ですね。

辻本さんは、個人事業主の方から企業の方、そして様々な業界の方々のサポートをされているんですよね。現在、どのような業界のサポートをされているのか教えていただけますか?

個人事業者様と法人様ですが、業界としては美容業界、医療業界、食品業界の法人様が多いです。

美容業界、医療業界、そして食品業界ですね。それぞれの業界の中で、特に美容業界の比率はどのくらいですか?

美容業界は大体3割ぐらいですね。メインは医療業界で、美容業界がその次になります。

3割の顧客様が美容業界なんですね。辻本さんに相談に来られる美容業界の方々は、どのようなお悩みを抱えてますか?

コロナのタイミングでステイホームの影響で客足が途絶えたことがありました。そのため、どう対策するか、また、WEBでの集客が必要になったという話が多かったですね。その時の施策について相談を受けたりしました。

それまでは、店舗側がお客様のところに足を運んだり、お客様にお店に来ていただくように誘導するという集客方法だったのを、オンラインに切り替えたわけですね。

はい、そうです。商店街やショッピングモールなどでのイベント出店ができなくなったので、どう対応するかを考え、LINE、ブログ、オンラインイベントなどを設計しながら、お客様にサポートをしました。

集客における落とし穴と目的と手段を明確にすることの重要性

集客策のコンサルティングをされている中で、途中で、つまずいてしまうお客様も多いと思います。特につまずく点について教えていただけますか?

色々ありますが、一番多いのは手段が目的化することです。
例えば、情報発信でInstagramを使うとしたとき、Instagramを発信すること自体が目的になりがちです。本来の目的である売上や集客数ではなく、フォロワー数が目的になることがあります。そのため、目的がすり替わらないように気を付けています。

なるほど。私もフリーランスになった時に集客を色々考えました。オンラインセミナーなどの情報発信は自分には向いていないと思ったので、自分の強みを生かした方法を選択しています。例えば、対談などで役立つ情報を提供することで、読者の皆様に記憶に残るコンテンツを作りたいと思っています。そこで辻本さんに今の”キレイのプロ”の運営をご相談させていただいたんですよね。

ありがとうございます^^
少し話がずれるかもしれませんが、対談では関係が深まりますし、お互いに話していることを言語化できます。

そうですね。”キレイのプロ”には、私の知り合いやお仕事関係の方々が快く協力してくださいます。しかもプロフェッショナルな方々ばかりなので、私自身にとっても学びになりますし、ホームページ自体やドメインパワーが成長しているのを感じます。

素晴らしいですね。

本当にうれしいです^^少し脱線してしまいました。
先ほど手段が目的になってしまっているという話がありました。そして、事前に導線を設計することの大切さもおっしゃっていましたね。もし、“キレイのプロ”でも共有いただける事例があれば教えていただけますか?

はい、色々な設計図があります。
例えば、美容店舗の場合、どういう流れでお客様が店舗に来てくれるかを一連の流れで表しています。まずはお客様に知ってもらい、興味を持ってもらって、最終的に来店してもらう形です。これはWEBであれば、ブログやInstagram、広告などを使用して、来店に繋げる流れを作ります。

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なるほど。貴重な資料をありがとうございます。今、お話を聞いて思ったのですが、こちらの資料でいえば、多くの方が紙広告などの発信で止まってしまっているかもしれませんね。

紙広告を利用している方々は、データの集計をしていないことがあります。私が紙広告でお手伝いする際には、チラシを持ってきてもらう仕組みを作ります。例えば、配布した1万枚のチラシのうち、何枚持ってきてくれたか、またはLINE登録にどれだけ繋がったかを計算します。

はい。

1万枚のチラシを配って100人がLINEに登録した場合、その効果が数値で分かります。(LINE登録率 1%)来客が10人だった場合も、1万枚で割ることで割合が出てきます。このようなデータを活用しないと、同じ施策を繰り返す際にその施策がベターなのか分からず、もったいないです。

その通りですね。Instagramでライブをされている方々も多いですが、それをどこに結びつけているかが、上手に表現できている方とそうでない方がいるように感じます。やはり「発信」からどこに繋げるかの設計が重要なんですね。

そうですね。Instagramを使って、フォローやLINE登録を得るのは良いですが、その後の設計が重要です。ただインスタライブをするだけでは、実際にはもったいないですね。

効率的なWEB予約システムと顧客ニーズの理解

辻本さんはLINE活用もとても上手だと伺っています。化粧品会社や病院とのコラボについてもお話していただけますか?

私はもともと、ポーラの店舗様に長期にわたってWEB集客や業務改善の支援をしています。たまたま、そのお客様に「病院でLINEを使って健康診断や特定保険指導の予約を行ってもらっています。これが成功し、病院と2025年3月までの年間契約を結んでもらっています」という話を雑談の中で話したところ、「辻本さんはそういったことが得意なんだ」と認識していただけました。

はい。

ポーラの店舗様が大学病院で美容イベントを行う際にメールアドレスでの予約を避けたいという要望があり、相談を受けました。

個人情報の管理が関係していますか?

そうですね。個人情報の管理には責任が伴うため、極力、個人情報を集めたくないという考え方もあります。個人情報を扱う際のリスクも考慮しなければならないので、最初は手動での予約を提案されましたが、現実的に困難です。そこで、LINEならば、病院の教職員さんたちにとっても予約がスムーズに行えると考え、提案しました。その結果、この方法が採用されました。

素晴らしいですね。実は、私もポーラ出身者なので、ポーラ様と看護師さんなどの医療従事者の方々との相性が良いことがよくわかります。

はい。

医療従事者の方々は多忙なために店舗に足を運べないけど、来てくれたら良いものを買いたい、良いサービスを受けたいという方々が多いです。お客様側と店舗側をつなぐ適切なツールがあればお客様のニーズを満たすことができるという点にクライアント様が気づいたのだと思います。

はい。
実際に非常に好評でした。人気の理由は、おっしゃる通りです。特に病院の職員の方々は、通勤手段が主に車だったため、メイクを落としてもすぐに車で移動できる点が重宝されました。電車だとなかなかそうはいきません。このような要素を考慮に入れて、稼働率を高めることができました。

医療従事者の方々は、金銭面よりも品質を重視する傾向があるのでしょうか?

そうですね。美容に対する意識が高いと感じます。

なるほど。医療従事者の皆様のインサイトに合致したサービス提供となったんですね。その時のお仕事で、特に工夫した点があれば教えていただけますか?

お客様はLINEを作る際には、プロではないので、装飾などを私に依頼しましたが、私が最も重視したのは、どうやって効率よく予約させるかでした。

シンプルさやわかりやすさが重要ですよね。

その通りです。今回の仕事で、LINEでの登録と会員登録をしてもらい、イベントの予約をする形を取りました。これは本当にシンプルな2ステップのプロセスです。登録をしてもらわないと、所属や性別、年齢などの重要な情報を収集できないので、初めに登録してもらってからすぐに予約する形にしました。

キレイのプロ Beauty Marketing対談(第20回)ウェビナー講師・WEBコンサルタントのプロに聴く〜集客の落とし穴〜 挿入②

申し込む際のハードルを下げることはとても大切ですね。

そうです。WEB上で予約させる時の課題は、分かりにくいと予約を利用者が諦めてしまうことです。できるだけシンプルにして、お客様が登録しその勢いのままイベントを予約できるようにすることを意識しました。

そのイベント期間中、同じ方が何度も参加されたりしましたか?

はい、多くのリピーターがいました。

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お客様のニーズにぴったり合った内容と、時代にぴったり合った方法で実施されたのが成功の秘訣だったんでしょうね。

そうですね。

辻本さん、貴重かつ興味深いお話をありがとうございます。もっとお話を伺いたいのですが、そろそろ終了の時間となってきました。ぜひ次回もお話を伺えますか?

はい、ぜひお願いします。

集客のコツは他人と比べず、〇〇可能な範囲で目標を設定すること

では最後にもう1つだけ質問させていただいてもよろしいでしょうか?

はい、大丈夫です。

先ほどの話で、手段が目的になってしまうことがありますよね。そのため集客に励んでいる方々が途中で断念することも多いかと思います。そういった方々に対してアドバイスするとしたら、どのようなことをアドバイスをしたいですか?

アドバイスに関しては、主に2点に絞ります。
まず一つ目は、他人と自分を比べすぎないことです。例えば、YouTubeを始める時に、すでに大勢の登録者を持つ人たちと比較すると、自分を見失いがちです。気持ちが折れたり、登録者数を増やすことが目的になってしまうことを避けるためにも、少し上ぐらいのレベルの人たちと関わりながら、自分のペースで進むことが大切です。

ありがとうございます。“キレイのプロ”をスタートする時、本来は頻繁にブログを更新することが推奨されていますが、私の話を聞いて、辻本さんが月1回からでも大丈夫と言ってくれましたよね。

はい、その通りです。継続は非常に重要で、自分のペースでお客様を徐々に増やしていくことが大事です。

それでは、2つ目のアドバイスは何でしょうか?

2つ目のアドバイスは、継続できる範囲で取り組むことです。例えば、毎日ブログを書くことや毎日YouTubeを更新するのは難しいですが、現実的なレベルで目標を設定することが大切です。私の事例ですが、サラリーマン時代は月に15記事書くようにしていました。これは時間の計算に基づいており、週によっては書ける量が変わります。そのため、忙しい週は調整をするなど、柔軟に対応していました。目標は大まかに設定し、継続可能な範囲で行うのが良いと思います。

それは重要ですね。私も同じように思います。集客策を考える際、高すぎる数値目標に固執すると心が折れがちですが、継続が力になると思います。次回は、手段が目的になる問題について、さらにお話を伺えますか?

はい、もちろんです。次回もよろしくお願いします。

<対談のまとめ>

キレイのプロ Beauty Marketing対談(第20回)ウェビナー講師・WEBコンサルタントのプロに聴く〜集客の落とし穴〜 まとめ

<対談の様子>

キレイのプロ Beauty Marketing対談(第20回)ウェビナー講師・WEBコンサルタントのプロに聴く〜集客の落とし穴〜 対談写真

最後に

今回、個人事業主様・法人様にブログ・ウェビナー・LINEを使ってWEB集客の支援をしているウェビナー講師・WEB集客コンサルタントの辻本 大樹さんに『集客における落とし穴』というテーマでお話を伺いました。

今回、ようやく辻本さんとの対談が実現できました。
実は、“キレイのプロ”をサポートしていただいている私自身の経験はもちろんですが、日頃、辻本さんの他のクライアント様の成功事例(こちら)を伺っていて、集客に悩んでいる個人事業主の皆様や企業の皆様に辻本さんのお話は役立てていただけるだろうなぁと、以前から考えていました。

対談をさせていただいてあらためて感じたのは、集客の目的を明確にした導線づくりの大切さです。特に、今回、事例としてお話しいただいたポーラ様の予約システムの構築(こちら)は、クライアント様のニーズ理解はもちろんですが、そのツールを利用するお客様のインサイトを理解した上でのアウトプットだったからこそ、それぞれの立場の方の利用頻度を上げる結果となり、イベントの成功に繋がったと言えます。まさに相手目線で真摯にお仕事をされている辻本さんの強みが凝縮されたお話だと思いました。

辻本さん、ありがとうございます。次回は、集客策を継続させて数字に繋げるためのPDCAについてお話を伺いたいと思います。

idealは美容業界・ファッション業界の企業様、エステサロンの皆様の“愛されブランドづくり”のために、今後も辻本さんの協力を得ながら、ブランディングサポートを提供していきたいと考えています。“愛されブランドづくり”に関するご相談、ご質問があれば、ぜひ下記よりお問合せ下さい。